信用金庫の危機

昨今、低金利時代の銀行の在り方がニュースを賑わせている。

とりわけ、信用金庫の統廃合が著しい。

銀行のビジネスモデルと言えば、お金を預けてもらい、それを貸しだし利益を上げる。(他にもあるが)

昔は、都市銀行は安心感・地方銀行や信用金庫は地域重視の親しみやすさが売りであった気がする。

今はネット時代 比較が容易く、もはや安心感も親しみやすさも関係なし。

1円でも安いスーパーに買い物に行く感覚レベルである。

銀行営業マンに聞くと、会議では昔ながらに「顧客を獲得せよ」との命令が、その営業武器は商品名を付け替えただけの定期預金商品と付き合いで無理やり入ってもらうしかないビジネスキャッシングカード。

営業マンは、顔出すたびに新たな定期預金と使わなくてもいいからキャッシングカードを作ってほしいの2点のみの営業展開。

昔は付き合いで進められる商品を締結する人が多かったが、今は正直無理だろう、実際、営業マン自身も無理だろうと言ってるのだから。

 昔の「付き合いから購入」スタイルで実績を積んだ営業マンが現在の銀行の幹部を占めている、そしてその幹部は自分たちの実績こそが最良の手段であると考え、今でも同様の手段を若手に強要している。若手営業マンは毎日つぶやいている「今はそんな時代じゃない」(老害だ)と。

では、実際に若手営業マンに会社に対して何かしら今の時代に合った提案しているかと聞くと、していないし、しても聞く耳もたれないと口をそろえて言う。ふむ。統廃合が進むわけだ・・。貯金の代わりにビットコインを買う時代だ、銀行の敵は他社銀行ではないと気付く年配幹部は少ないだろう。

顧客側ではなく銀行側にこそ新たなビジネスモデルが必要なのだろう。銀行幹部の意識改革も必要だろう。

筆者は10年も前から信用金庫にこそピッタリのビジネスアイデアを温めているが、営業マンは幹部や社長を紹介してくれない、理由は余計なことをして目を付けられたくないことと、どうせ幹部は聞く耳を持ってないからとのこと。

私自身の信用金庫への伝手が足りないのは痛いところではあるが、下記の案件に興味がある(聞くだけでも)信用金庫幹部の方がおられれば是非連絡して頂きたい。

●全国の信用金庫が主体となった事業(1社ではなく全国の信用金庫で共同体を作り信用金庫ならではのサービス)

●地元ローカル主体の信用金庫が実施することに意義がある

●顧客に対し「従業員の命を守る」「従業員の家族を守る」大義名分を得ることができる。

●強力な営業ツールとなり若手営業マンの顧客訪問に多大な貢献

●定期的な訪問にかかせないツールとなる。

●主なコストはWEBプログラム構築費と人件費(出向社員)

全員がWIN-WINの関係になれる、世の為、人の為、会社の為、従業員の為、そして信用金庫の為になる、自信をもってお勧めできるビジネスモデルだが、多くの信用金庫が参加できるかがカギとなる。

決して怪しいビジネスではない事を言及しておく。

 新たなビジネスを開く最初の信用金庫になりませんか?